日本縦断と言えば北は宗谷岬、南は佐多岬です。ホテル佐多岬のロビーの壁には佐多岬まで走りきったサイクリストのメッセージがたくさん貼ってあります。南風が吹きやすい5月に走る私たちは南から16道府県を走って北を目指します。
BAJは島国・日本らしく数々の海を見ながら走るルートです。太平洋を見下ろす佐多岬をスタートしたら、錦江湾(鹿児島湾)の向こうに開聞岳や桜島が見えるでしょう。九州から四国へはフェリーで豊後水道を渡ります。四国から本州へはしまなみ海道で瀬戸内海を見ながら走ります。日本海に出あうのは若狭湾です。ここまで来てもまだ800km足らずです。それから1000km近く走ると、ようやく本州とさよならして津軽海峡をフェリーで渡れば北海道上陸です。残りはわずか(!?)600kmでフィニッシュ、オホーツク海が待ってます。山国でもある日本、山岳エリアは避けましたが、小さな峠やアップダウンはたくさんあるでしょう。
通過する道府県
鹿児島〜宮崎〜大分〜愛媛〜広島〜岡山〜兵庫〜京都〜福井〜石川〜富山〜新潟〜山形〜秋田〜青森〜北海道
キューシート
コースはNO.1〜NO.157は2015年5月下旬、NO.157〜NO.229は9月下旬、NO.229〜NO.261は7月に最終確認しました。
- 距離が長いため直前の下見はしません。道路が変わっていたり、キューシート備考欄に記載したランドマークがないこともあります。工事による通行止めがないとは限りません。そうした場合でも迂回路の指示をす
ることはありません。大抵は現場に迂回路の案内看板があるので(案内看板がなかったとしても)、各自判断して進むことになります。個人的なツーリングで突発的なことに自分で対処するのと同じです。そのため、コースはできるだけわかりやすい国道や幹線道路中心に作ってあります。その分、交通量が多い場所もあるでしょう。
- 自転車通行禁止
ルートには数カ所自転車通行禁止区間があり、キューシートで側道(福山市内に歩道走行が一箇所)を走行するよう指示してあります。GPSで走行する人は見落とさないように注意してください。道路がかわってもしキューシートに指示がない場合でも自転車通行禁止区間は走行しないようお願いします。
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しまなみ海道
キューシートNO.42〜NO.62はしまなみ海道を中心に走ります。キューシートでは複雑に見えますが、案内標識や路面にブルーラインがあるのでわかりやすいです。ただし、ブルーラインからはずれる区間がありますので注意してください。
しまなみ海道は歩行者・自転車道であって決して自転車専用ではありません。区間によっては原付も混在します。歩行者優先を絶対に守ってください。普通自転車もたくさんいます。事故のないよう細心の注意をお願いします。
PC
- すべてボランティアスタッフのいないコンビニのレシートチェックになります。指定のコンビニで買い物をしてレシートをもらってください。レシートを紛失しないでください。
通過チェック
- キューシートにPC(通過チェック)と記載してあるのは、厳密にはPCでなく通過チェックのみです。オープン・クローズ時刻を( )内に記載してありますが、目安であってオープン・クローズ時刻はありません。
- 通過チェックがコンビニの場合には、買い物をしてレシートをもらってください。
- キューシートNO.258のこうほねの家
「こうほねの家」の看板と自転車の写真を撮って送ってください。
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▲看板と自転車(photo:T.Otsuka) |
▲手前の道路左側に案内があります。 |
フィニッシュチェック
- フィニッシュ地点にボランティアスタッフはいません。
- 日本最北端の地の碑周辺の土産物屋、売店などのレシート(時刻が入っているか要確認)もしくは売店などにある最北端証明書(日時スタンプ入り)
- 日本最北端の地の碑の東にある最北端の土産物屋「宗谷岬流氷館」建物の時計と自転車を写真に撮ってレシートの代わりにしてもよい。
写真の場合には「こうほうねの家」の写真と一緒に送ってください。
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▲日本最北端の地の碑 |
▲宗谷岬流氷館(photo:Y.Ochiai) |
フェリー区間
- フェリー乗船区間が2カ所あります。フェリー区間の距離はゼロカウントとなり、待ち時間、乗船時間は考慮されません。フェリー内では仮眠できますのでうまく走行スケジュールを組み立ててください。フェリー乗船の手配は走者自身で行ってください。
注意 フェリーには自転車をそのまま乗せられますが、積載台数には限りがあります。積載台数を超えた場合でも輪行して手荷物すれば乗船可能です。
九四オレンジフェリーと宇和島運輸フェリーの2つあり、フェリーターミナルは同じ場所にあります。どちらを利用してもOKです。
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青森-函館((NO.225〜NO.226)
青函フェリーと津軽海峡フェリーの2つあります。青森のフェリーターミナルは同じ場所ですが、函館のターミナルは違う場所になります。キューシートNO.226は津軽海峡フェリーターミナルを起点にしています。青函フェリーを利用される方はPC19(通過チェック)のサンクス函館港町店までのルートは自由です。
青森から函館には電車でも渡れます。天候によってはフェリーが欠航になることもありますので電車で津軽海峡越えもOKとします。その場合でも、PC19(通過チェック)は必須です。
仮眠場所
- 仮眠所の設置はしませんので、走者自身で確保してください。
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BAJは敢えて大きな都市を通るルートにしてありますので、走行スケジュールに合わせてビジネスホテルなどを利用してください。
ドロップバッグ
- ドロップバッグサービスはありません。
- 日本には、発送した翌日あるいは2〜3日後に受取可能な宅配便というすぐれたサービスがあります。仮眠場所として予約したホテルや宅配会社の営業所などに、走行スケジュールに合わせて送れば荷物を減らせます。局留めのゆうパックもあります。
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